強度統計(Intensity-based statistics)とは?
強度統計は、ROI(Region of Interest、関心領域)内の全ボクセルの輝度値そのものの分布から算出する統計量です(平均・ばらつき・分布の偏りなど)。ボクセルの空間的な位置関係は使いません。IBSI では Intensity-based statistics グループとして18特徴量が定義されています。論文やソフトウェア(PyRadiomics等)では First-order(一次統計量)とも呼ばれます。
「エントロピー」「一様性(Uniformity)」のように明るさの分布の複雑さ・偏りを捉える指標は、別ページの強度ヒストグラムで扱います。
あわせて本ページでは局所強度(Local intensity)も扱います(下部の専用セクションで解説)。
画像パターンを変えて18特徴量を観察
18特徴量の意味
各特徴がどんな画像で大きく/小さくなるかを併記します。数式はクリックすると LaTeX をコピーできます。
局所強度(Local intensity)
局所強度は、ROI内で最も明るい部分の強さを表す特徴です。1ボクセルだけだとノイズの影響を受けやすいため、そのボクセルの周囲(近傍)の平均をとって求めます。局所ピーク=最も明るいボクセルの近傍平均、大域ピーク=近傍平均が画像全体で最大となる値。IBSIの定義では近傍は体積1cm³の球(半径約6.2mm)です。本ページのデモは半径3ピクセルの2D円板による近似です(トップページの網羅表の「2D近似」はこの意味)。
画像パターン × 全18特徴量 比較表
各プリセット画像でその場で全18特徴量を算出し、各行=特徴量ごとにパターン間で相対比較し、バーの長さと色で大小を表示しています(各行の最大・最小を明示)(数値はマウスオーバーで表示)。確率的パターンは複数回平均。