テクスチャ解析 · Radiomics · IBSI準拠

NGLDM
近傍グレーレベル依存特徴量

Neighbouring Grey Level Dependence Matrix から算出される IBSI 17特徴量を、合成画像と依存度マップでリアルタイムに体験できます。

NGLDM(近傍グレーレベル依存行列)とは?

NGLDMは、各ボクセルについて近傍(Chebyshev距離 \(\delta=1\))に輝度が「依存」するボクセルがいくつあるかを数えます。中心と近傍の輝度差が粗さ閾値 \(\alpha\)(既定0)以下なら「依存」。依存数 \(j\)(中心含め最小1)と中心輝度 \(i\) から行列 \(s_{ij}\) を作ります。IBSI NGLDM グループは17特徴量

「自分と似た輝度の隣人が何人いるか」——均一領域では依存数が大きく(高依存)、ノイズでは依存数が小さく(低依存)なります。

本ページは IBSI「2D」(スライス毎に算出して平均、面内8近傍)、\(\alpha=0\)、離散化 FBN(既定 \(N_g=32\))。右の依存度マップは各ボクセルの依存数を表示します。

画像パターンを変えて17特徴量を観察

低 (j=1)高 (j=9)
※ 64×64px・FBN \(N_g=32\)・面内8近傍・\(\alpha=0\)

NGLDM行列 \(s_{ij}\) の作り方

NGLDM は、各ボクセルについて「自分と似た輝度の隣人が何人いるか(依存数 \(j\))」を数えた行列です。要素 \(s_{ij}\) は「輝度 \(i\)・依存数 \(j\) のボクセル数」。

  1. 中心ボクセルの周囲8近傍を見る。
  2. 中心との輝度差が閾値 \(\alpha\)(既定0=同じ輝度)以下の近傍を「依存」とみなして数える。
  3. 依存数 \(j\) = 1 + 依存する近傍の個数(中心自身を1と数える)。
  4. 「輝度 \(i\)・依存数 \(j\)」ごとにボクセル数を数える → 行列 \(s_{ij}\)(スライス毎に算出して平均, IBSI「2D」)。

下は中心ボクセル(輝度2)の例。同じ輝度の近傍が5個なので、依存数 \(j = 1+5 = 6\)。

221
122
122
① 中心(輝度 \(i=2\))と8近傍
紫=同じ輝度の隣人
同じ輝度の近傍 = 5個

依存数 \(j = 1 + 5 = 6\)
② 依存数を数える
j=6
i=1·
i=2+1
i=3·
③ 行列 \(s_{ij}\)
この例は \(s_{2,6}\) に +1
輝度1輝度2(依存)中心
均一領域では依存数 \(j\) が大きく(高依存=HDE)、ノイズでは小さく(低依存=LDE)。右の実験台の依存度マップは各ボクセルの \(j\) を表示します。

17特徴量の意味

以下の17特徴量は、すべて上で作った依存度行列 \(s_{ij}\) から計算します(画像から直接ではなく、行列を1つの数値に要約したものです)。各特徴がどんな画像で大きく/小さくなるかを併記します。数式はクリックすると LaTeX をコピーできます。

画像パターン × 全17特徴量 比較表

各プリセット画像で全17特徴量をライブ算出し(2D, \(N_g=32\), \(\alpha=0\))、各行=特徴量ごとにパターン間で相対比較し、バーの長さと色で大小を表示しています(各行の最大・最小を明示)(数値はマウスオーバー)。均一画像で HDE が大きく、ノイズで LDE が大きくなります。